第14回 黒い猛牛、バットニュース・アレンの思い出

いつから、このブログは思い出語りの場所になったんですか?
はい、昨日からです。
ここ最近のブログを読んだ知人から、
『今の新日本とかはさ、今の人に任せてさ、俺や貴方みたいな化石はさ、昔語りするうるさ方のジジイ気取ってるくらいが、ちょうどいいんじゃない?』
化石だのジジイだの、えらい言われようですな。
まあ、今の新日本プロレスを題材にして、ブログを書いている人は一杯いますから、そっちはそういう人にお任せして。

今日のお題は、バットニュースにグッドニュース❗な、バットニュース・アレンです。

新日本プロレスの鬼軍曹、山本小鉄さんやミスター高橋さんの著書を紐解くと、ガチで強いレスラーの話に、必ず、名前が上がるバットニュース・アレン。
オリンピックの柔道銅メダリストの実力の持ち主。
黒人ということで、決してトップになれない、と、開き直り、悪役に徹したプロ中のプロだ、と、僕は認識しています。

山本さんの著書によると、人種差別発言を繰り返してきたアンドレ・ザ・ジャイアントを、ホテルの屋上に呼び出し、
『さっさと謝らねえと、ここから突き落とすぞ、デカブツ』
と、真っ向から喧嘩を売ったそうです。
この度胸の凄さときたら。

新日本では、技巧派のヒールとして活躍し、ハンセン、ブッチャー、ブロディらのパートナーとして、メインのタッグマッチに登場したり、猪木や坂口の対戦相手として、シングルのメインを任されることもありました。
アレンの何が好きって、あなた、まず見た目が怖い。
エルボー、地獄突き、ヘッドバット、クロー、これだけで試合をもり立てられるインサイドワークのうまさ。
それだけか、というと、そうでもなく、アバランシュ・ホールドのような力業で、木村健吾辺りから、一撃でピンフォールをとる必殺技もある、という一家に一台的な非常にありがたい存在であります。

WWFマットに上がった時は、なんと、アントニオ猪木の延髄斬りを、逆輸入し、『ゲットー・ブラスター』と名付け、自分のものにしてしまう器用さ。
バットニュース・アレン、返せ!
(もはや、トラウマ)
日本以外では、カルガリー・マットに席を置き、コーチ役として、レスラーの高い壁となりました。
クリス・ジェリコ、クリス・ベノワ、ジョニー・スミス辺りをコーチしたそうで、あのエッジ&クリスチャンを、日本のインディー団体にブッキングしたのも、アレンでした。
ダイナマイト・キッドやブレット・ハートととも親交があり、新日本やWWFでも、リング外でつるんでいたそうです。

WWFとの契約が終わり、新日本にカムバック。
かと、思いきや、なぜかUWFインターに移籍。
新日本のポスターにも載っていたのに…。
バットニュース・アレン返せ!(しつこい)
Uインターでは、ヒールとしてではなく、タフネスな柔道家チックなシューターとして、桜庭からも腕がらみ(チキンウィング)で、勝利をあげています。
でも、やっぱり、猛牛と言われた荒々しさは鳴りを潜め、やけに、余所行きのファイトをしていたように、見えました。

プロレスファンには、必須のゲーム、ファイヤー・プロレスリング・シリーズ。
このゲームの売りは、好きなレスラーを自分で作れるedit機能でしょう(僕的に)。
スーパーファミコン、セガ・サターン、プレステ、ドリキャス、プレステ2と、ファイプロの新作が出る度に、ハードを買い換えていました。
新作が出て、エディットレスラー第一号は、必ず、バットニュース・アレンを作ります。
アレンがいないと、試合が成立しないから。

でかくて、怖くて、巧くて、自分の役割を押さえつつ、試合では自己主張を少しだけして、プロモーターの信用を裏切ることもなく、安定した試合が、いつでも出来る。
こんなレスラー、金や太鼓ならして探しても出てきゃしませんぜ(ギャラリー・フェイクのフジタ風に)。


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